過去ログ - フィアンマ「助けてくれると嬉しいのだが」トール「あん?」
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739: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2014/03/30(日) 22:24:24.04 ID:ybYJ3hO90

服を着替えるにしても、汗を拭かなければならない。
フィアンマはぶんぶんと首を横に振ったが、トールは見て見ぬフリをして。
洗面器に溜めたぬるま湯にタオルを浸し、彼は黙々と絞った。

「……自分で、」
「洗面器ひっくり返したら一大事だろ」

ああ言えばこういう。

彼女を理解しているからこそ、つらつらと言い返せるのだ。
そもそも、本当に嫌なら突き飛ばせば良いだけの話である。
トールはフィアンマに手を挙げないが、逆ならば絶対に有り得ないというものでもない。

「……ん、」

濡れタオルで身体を拭かれるのは気持ちが良い。
ただ、それを素直に声に漏らすのは少し恥ずかしい。
ふる、と小さく身体を震わせ、フィアンマはトールの髪をいじった。


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