過去ログ - フィアンマ「助けてくれると嬉しいのだが」トール「あん?」
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766: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2014/04/02(水) 22:29:36.06 ID:evUITb5r0

かれこれ一時間程髪の毛に香油を塗られている。
こんなに甘い昼下がりは初めてかもしれない。

「……」

トールの触り方は丁寧で優しい。
美容院で眠くなるのと同様に、徐々に眠気が押し寄せてくる。
添い寝と同じ理屈である。人肌は心地が良い。
蜂蜜のような甘い匂いが、ことさらに眠気を誘う。

「ん……」
「眠いのかよ」

ぺたぺたと髪の毛にトリートメントを馴染ませつつ、彼は問う。
素直に頷き、フィアンマは我慢して目を開ける。
しかしやはり眠気により、うつらうつらと身体が揺れた。
自分とはまったく違う色合いの彼女の髪に触れつつ。

「寝ちまえよ。飯は適当なのでいいだろ?」
「……」

こくん。

頷いて、そのまま眠りに堕ちる。


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