過去ログ - フィアンマ「助けてくれると嬉しいのだが」トール「あん?」
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796: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2014/04/05(土) 22:55:37.65 ID:QDJ8uQLI0

脱衣所からようやっと彼女が出てきた。
トールは退屈そうな表情をやめ、そちらを見やる。
非童貞だろうが雷神だろうが男は男だ。
自分が好意を抱く女の子が可愛い衣装を着れば見るに決まっている。

赤を基調とした長丈シャツ。
ふわふわとした白パニエで膨らませた、赤いミニスカート。
絶対領域を形作る、白いガーターベルト。
白レースのエプロンはややシンプルな仕上がり。。
胸元には、トールがプレゼントしたループタイがいつも通り揺れていて。
ヘッドドレスは天使の輪っか仕様になっており、部屋の照明光を受けて艶めく。
シャツは襟がレースになっているもので、ボタンはさほど開いていない。
しかし、多分に透け素材を使用されているため、ほとんど素肌が見えていた。
重要な部分はエプロンで隠されているのが、一段と卑猥で。
袖は所謂ドレス袖であり、二の腕部は締まり、手首側につれ、広がるデザイン。

スカートから伸びる脚は細く。
ヘッドドレスは彼女を可愛らしく見せた。
大幅に控えめな胸はエプロンをほんの少し押し―――押し上げ―――、


「……何で男の見た目なんだよ」
「羞恥心を徹底排除するためだ。残念だったな?」
「………」

変な気起きそう、とトールは頭を抱える。
彼女のことは愛しているし、男の見目でも判別は出来る。
出来るが、ここでいやらしい気分になってはいけない気がした。

「ちくしょう……」
「充分だな。ならこれで」
「いや待て。俺はまだ裸エプロンを見てねえ」
「……」

話を終わらせようとするフィアンマに対し、トールはそう告げた。

「このままの見目で良いのか?」
「好きにしろ。こっちにも考えがある」



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