過去ログ - フィアンマ「助けてくれると嬉しいのだが」トール「あん?」
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856: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2014/04/13(日) 00:27:08.42 ID:QaAtKMoF0

苦いエスプレッソが運ばれてくる。
これでフルコースは終わり。
程よい酔いと満腹に目を細め、フィアンマはじっとトールを見つめた。
中身同様高級感のある宝石箱は小さく、灰色をしていた。

「………」
「……」

わずかな緊張を唾と一緒に飲み込み、トールは宝石箱を開けた。
中身を見せながら、彼女に向かって差し出す。

「………トール」
「…婚約指輪だ」
「……俺様に?」
「……フィアンマに」
「……、…くれるのか?」

戸惑いながら、フィアンマは指輪を見つめる。

小さなストロベリークォーツで彩られた、美しいダイヤモンド。
ブリリアントカット。
別名をアイデアルカットと呼ばれる手法で切削された形状。
細身のシルバーリングが、レストランの照明を受けて輝いている。


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