過去ログ - フィアンマ「助けてくれると嬉しいのだが」トール「あん?」
1- 20
928: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2014/05/02(金) 23:20:01.13 ID:Qx7dtyTN0

映画館は、ファミレスから少し遠い。
そんな訳で、トールはレンタカーを手配した。
彼は常に上機嫌だ。彼女が隣に居れば、何も怖くない。

「運転は出来るのか」
「傭兵やってたしな。出来なきゃ不便だったしよ」
「免許はあるのか?」
「いくらでも偽造は可能だろ?」
「それはそうだが」

そもそも、魔術による『気配消し』は警察の目をすり抜ける。
そして、フィアンマはその幸運故にそういった検問に遭遇し辛い。

「車に乗るのは久しいな」
「昔はよく乗ってたのか?」
「幼少期は教皇さんについて回っていたからな」

勉強のために、と肩を竦め、シートベルトを締める。
なるほど、と相槌を打ち、トールは運転を開始した。
かっ飛ばす必要はまるで無いので、安全運転で。

「ところで車には心霊エピソードが多いらしいが…」
「やめろ」



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/658.71 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice