過去ログ - フィアンマ「助けてくれると嬉しいのだが」トール「あん?」
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931: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2014/05/02(金) 23:22:02.04 ID:Qx7dtyTN0

『私が居れば、足手まといになる』
『だから―――さよなら』
『待てよ!!』
『俺は、お前を護るって約束した。絶対に離さない』
『でも、』
『俺は! ……どんなことをしたって、お前を傍に置きたい…隣に居て欲しいんだ』

定番に定番を重ねた展開だ。
四方八方を敵に囲まれ、せめて主人公だけでもと姫は外に出ようとする。
彼女を抱きしめ、主人公は決して離さないと宣言した。
そうしている間にも周囲を敵が取り囲み。

『俺が活路を開く。お前は逃げろ』
『そんなこと出来る訳が』
『任せろ。―――何たって、俺は伝説の旅人だぜ?』

そう言って敵に飛びかかる主人公と、泣きながら走り去る姫君。
数年後、姫君は彼とかつて逃げ込んだ場所に戻って来た。
当時は死体であっただろうものがそこら中に落ちている。
生贄の話はどうなったのか、その辺りは描かれないらしい。

そして。

主人公は、彼女の後ろに立った。

久しぶり、と声をかけ。
姫君は振り向き、人生で最高の笑顔を浮かべ彼に抱きついた――――。


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