過去ログ - フィアンマ「助けてくれると嬉しいのだが」トール「あん?」
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942: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2014/05/03(土) 23:14:54.88 ID:wPSnM3M00

「………ああ、もちろん」

彼の口元には笑み。
けれども、優しくも豪胆でもなく、不気味にしか感じられない。

「俺は、フィアンマと結婚してる。
 娘だって、十歳になる。可愛い、……可愛い、俺とお前の娘だよ」
「ならば」
「居るに決まってる。…そうじゃなきゃおかしい。
 狂ってるのは俺じゃねえ、この世界の方だろ…? なあ、」

様子がおかしい、と思うのに迷いは不要だった。
手首を掴まれたまま、せめて拒絶の姿勢を示そうとフィアンマは後ずさる。
引き腰の彼女の様子を見、トールの表情が一気に険しくなる。

「……どうして、俺を拒むんだ?」

不思議そうな声だった。

直後。

彼女の服に、男の手がかかる。


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