過去ログ - フィアンマ「助けてくれると嬉しいのだが」トール「あん?」
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943: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2014/05/03(土) 23:15:23.86 ID:wPSnM3M00

「……途中で弾かれるね。干渉されてるみたいだ」

サーチ術式を実行しながら、オッレルスは首を傾げた。

「彼女自身が拒否しているのか、…同行者か」
「……連れだろ」

未だ、自分に怒っていたとしても、オッレルスを無視するのはまた別の話。
彼女は賢い女だ、感情的な判断を下す頻度は非常に低い。

「フィアンマに警戒されず、それでいて、アンタのサーチを弾ける。
 ……となると」

浮上する可能性は、もはや一人しかない。

魔神オティヌス。

事実だとすれば、彼女の下へたどり着くことは不可能だ。
オティヌスの居場所を知るのは、世界でただ一人、フィアンマだけなのだから。

八方塞がり。

浮かんだ言葉に、トールが項垂れると同時。



―――ミラノの街が、戦火に包まれた。


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