過去ログ - 男「現代にかぐや姫が再び現れたのだ!!!」
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◆BAxuHwZyEg
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2013/10/31(木) 13:25:36.42 ID:doCSbNkto
私は酒に滅法弱い。既に胃がヒリヒリと痺れだしてきている。
体も熱い。
私は少し涼もうと座敷の外に出て欄干に持たれ川に映る満月を眺めた。
以下略
6
:
◆BAxuHwZyEg
[saga]
2013/10/31(木) 13:26:30.78 ID:doCSbNkto
そこには白く光る満月を遮り宙に浮く乙女の姿があった。
「なんだ!?何事だ!?」
乙女はすいすいと宙を泳ぎ欄干の上に立った。
以下略
7
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◆BAxuHwZyEg
[saga]
2013/10/31(木) 13:28:38.78 ID:doCSbNkto
――
―
その昔、京都では狐がしばしば人に化け茶会に出向いていたと聞きます。
以下略
8
:
◆BAxuHwZyEg
[saga]
2013/10/31(木) 13:29:26.22 ID:doCSbNkto
世の男性は長い黒髪の清楚な乙女を好むと兄は言っておりました。
では、私もその長い黒髪の乙女に化けて男の方を女の武器である色気を用いて
陥れてやろうではないかと考えました。
以下略
9
:
◆BAxuHwZyEg
[saga]
2013/10/31(木) 13:30:18.78 ID:doCSbNkto
失敗しました。
誰にも気づかれぬようゆっくりと2階へと飛んだものの
丁度欄干より少し上まで浮いたところで人が出てくるとは。
以下略
10
:
◆BAxuHwZyEg
[saga]
2013/10/31(木) 13:30:45.74 ID:doCSbNkto
――
―
なんということだ。
以下略
11
:
◆BAxuHwZyEg
[saga]
2013/10/31(木) 13:40:08.06 ID:doCSbNkto
周章狼狽を隠しきれぬまま私はばたばたと再び宴会の席へ戻りとにかくあの長い黒髪の乙女を探すことにした。
酔いつぶれたサークル部員を見るに我がサークルは竹取物語の如く恋の戦乱ののち崩壊してしまうことは明白である。
「どうぞ」
以下略
12
:
◆BAxuHwZyEg
[saga]
2013/10/31(木) 13:40:38.14 ID:doCSbNkto
――
―
初めてのお月見に私は大変、興奮し同時に緊張していました。
以下略
13
:
◆BAxuHwZyEg
[saga]
2013/10/31(木) 13:42:10.13 ID:doCSbNkto
どうしよう。
私の小さな心臓がどきどきと音を鳴らします。
小さいころ、狐の絵本を母に読んで聞かせてもらったことがあります。
以下略
14
:
◆BAxuHwZyEg
[saga]
2013/10/31(木) 13:42:45.06 ID:doCSbNkto
――
―
ズドンと私の胸は撃ちぬかれた。
以下略
15
:
◆BAxuHwZyEg
[saga]
2013/10/31(木) 13:43:48.58 ID:doCSbNkto
「あの女。部長と酒を交わす女だ。」
「めちゃくちゃ可愛い女の子ですよね。」
「実はだな。あの女……月から降って来たのだ。」
以下略
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