過去ログ - ほむら「楽園──パーフェクト・ワールド──」
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◆LeM7Ja3gH2ba
[saga]
2013/10/28(月) 21:28:37.84 ID:adS1Iz0Jo
まどマギの短編SSで、すぐ終わります。
叛逆の物語のネタバレ注意。
なんかあの映画がずっと頭から離れないし、涙が出てしょうがないのでぼんやりと書きました。
ハッピーエンドではないですよ。
そもそも改変物でもありません。
大半が自己解釈です。
これらが駄目な方はバックをお願いします。
SSWiki :
ss.vip2ch.com
2
:
◆LeM7Ja3gH2ba
[saga]
2013/10/28(月) 21:30:55.93 ID:adS1Iz0Jo
いつまで。
いつまで戦い続ければ良いのだろう。
魔獣を前に、私は思う。
以下略
3
:
◆LeM7Ja3gH2ba
[saga]
2013/10/28(月) 21:32:46.71 ID:adS1Iz0Jo
初めは、そういう訳ではなかった。
この世界のみんなにとってはまだそれほど長い付き合いではないけれど、
私にとっては、顔馴染みのみんなに対してすがりつきたくなる時もあった。
以下略
4
:
◆LeM7Ja3gH2ba
[saga]
2013/10/28(月) 21:34:43.14 ID:adS1Iz0Jo
でも、駄目。
誰も事情を知らないんだもの。そんな人達に助けを求める事なんて出来ない。
また、まどかが自分という存在を引き換えにしてまで作り変えたこの世界で、
以下略
5
:
◆LeM7Ja3gH2ba
[saga]
2013/10/28(月) 21:38:09.99 ID:adS1Iz0Jo
……でもそういえば、唯一キュゥべえに対してのみは、再編される前の世界の話をした。
あいつとは(もう険悪な関係ではないにせよ)、ドライな関係だから逆に話し易かったというのもあるし、
だからこそなにも期待しなくてすむから。
以下略
6
:
◆LeM7Ja3gH2ba
[saga]
2013/10/28(月) 21:39:50.62 ID:adS1Iz0Jo
負けるものか。
負けたくない。
負けたくない……のに。
以下略
7
:
◆LeM7Ja3gH2ba
[saga]
2013/10/28(月) 21:41:19.74 ID:adS1Iz0Jo
……だが、私は彼女が苦手だ。
虚勢を張って、頑張って。実際なんだかんだで頑張れてしまう悲しい強さを持っていて。
そのクセ、誰よりも繊細な心の持ち主で。
以下略
8
:
◆LeM7Ja3gH2ba
[saga]
2013/10/28(月) 21:43:21.01 ID:adS1Iz0Jo
……彼女って、私と似ているのよね。
似ているどころか、心の奥深い所では似すぎているとすら思う。
それも、私が彼女が苦手な理由の一つなのだろう。
以下略
9
:
◆LeM7Ja3gH2ba
[saga]
2013/10/28(月) 21:47:19.77 ID:adS1Iz0Jo
そこへ、さらに佐倉杏子がやって来た。
彼女も、自分が引き受けた魔獣達を倒したのだ。
以下略
10
:
◆LeM7Ja3gH2ba
[saga]
2013/10/28(月) 21:50:13.02 ID:adS1Iz0Jo
佐倉杏子も、あるいは巴マミも、助けを求めれば優しく手を差し伸べてくれるかもしれない。
しかし、それを求めるだけの度胸が私には無かったのだ。
万が一また彼女達と対立するような事態になると、もはや今の私には耐えられそうになかったから。
以下略
11
:
◆LeM7Ja3gH2ba
[saga]
2013/10/28(月) 21:52:20.94 ID:adS1Iz0Jo
と、そこへ……
「暁美さん!」
以下略
12
:
◆LeM7Ja3gH2ba
[saga]
2013/10/28(月) 21:55:12.29 ID:adS1Iz0Jo
しかし、上手く笑えていなかったのだろうか。二人の表情が軽く歪む。
「暁美さん……どうしたの?」
以下略
13
:
◆LeM7Ja3gH2ba
[saga]
2013/10/28(月) 21:57:18.16 ID:adS1Iz0Jo
調子が悪いのはその通りだけど、ここで休んでしまったら、その方が立ち直れなくなりそうだから。
動いている方が、自分の弱さに呑み込まれなくてすみそうだから。
きっと、一度でも動き続ける事をやめてしまったら、それが『私』の最期なのだ。
以下略
14
:
◆LeM7Ja3gH2ba
[saga]
2013/10/28(月) 21:57:56.73 ID:adS1Iz0Jo
挿絵。
myup.jp
15
:
◆LeM7Ja3gH2ba
[saga]
2013/10/28(月) 22:03:29.26 ID:adS1Iz0Jo
間近から聞こえた声に、私は慌てて周囲を見渡した。
「暁美さん?」
以下略
16
:
◆LeM7Ja3gH2ba
[saga]
2013/10/28(月) 22:05:04.58 ID:adS1Iz0Jo
……待てよ。
17
:
◆LeM7Ja3gH2ba
[saga]
2013/10/28(月) 22:07:31.39 ID:adS1Iz0Jo
終わる?
そうだ。
今の世界で魔法少女が終わる時は、魔女にならずに『あの子』に導かれるのだ。
以下略
18
:
◆LeM7Ja3gH2ba
[saga]
2013/10/28(月) 22:10:10.03 ID:adS1Iz0Jo
佐倉杏子が、槍の柄で私の頭を軽く叩いたのだ。
視線の先には、悲しそうな顔をした佐倉杏子と巴マミ。
以下略
19
:
◆LeM7Ja3gH2ba
[saga]
2013/10/28(月) 22:12:29.48 ID:adS1Iz0Jo
そうだ。美樹さやかを失った悲しみの傷は、全員がまだ癒えきった訳ではないのに……
私はなにを言っているのだろう。
最低だ。
以下略
20
:
◆LeM7Ja3gH2ba
[saga]
2013/10/28(月) 22:15:57.35 ID:adS1Iz0Jo
『こんな話、誰が信じてくれるのよ』
『でも、彼女達なら……』
『私は誰にも頼らないと決めたはずよ』
以下略
21
:
◆LeM7Ja3gH2ba
[saga]
2013/10/28(月) 22:19:15.52 ID:adS1Iz0Jo
巴マミのような、自分の弱さに苛まれつつも、負けずに頑張り続けられる強さが。
佐倉杏子のような、きちんと現実を見、受け入れて生き続けられる強さが。
美樹さやかのような、ボロボロになって荒れ果てても、結局最後には人を思いやれるような強さが。
以下略
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