過去ログ - ほむら「楽園──パーフェクト・ワールド──」
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6: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2013/10/28(月) 21:39:50.62 ID:adS1Iz0Jo
負けるものか。

負けたくない。

負けたくない……のに。
以下略



7: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2013/10/28(月) 21:41:19.74 ID:adS1Iz0Jo
……だが、私は彼女が苦手だ。

虚勢を張って、頑張って。実際なんだかんだで頑張れてしまう悲しい強さを持っていて。

そのクセ、誰よりも繊細な心の持ち主で。
以下略



8: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2013/10/28(月) 21:43:21.01 ID:adS1Iz0Jo
……彼女って、私と似ているのよね。

似ているどころか、心の奥深い所では似すぎているとすら思う。

それも、私が彼女が苦手な理由の一つなのだろう。
以下略



9: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2013/10/28(月) 21:47:19.77 ID:adS1Iz0Jo
そこへ、さらに佐倉杏子がやって来た。

彼女も、自分が引き受けた魔獣達を倒したのだ。


以下略



10: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2013/10/28(月) 21:50:13.02 ID:adS1Iz0Jo
佐倉杏子も、あるいは巴マミも、助けを求めれば優しく手を差し伸べてくれるかもしれない。

しかし、それを求めるだけの度胸が私には無かったのだ。

万が一また彼女達と対立するような事態になると、もはや今の私には耐えられそうになかったから。
以下略



11: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2013/10/28(月) 21:52:20.94 ID:adS1Iz0Jo
と、そこへ……


「暁美さん!」

以下略



12: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2013/10/28(月) 21:55:12.29 ID:adS1Iz0Jo
しかし、上手く笑えていなかったのだろうか。二人の表情が軽く歪む。


「暁美さん……どうしたの?」

以下略



13: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2013/10/28(月) 21:57:18.16 ID:adS1Iz0Jo
調子が悪いのはその通りだけど、ここで休んでしまったら、その方が立ち直れなくなりそうだから。

動いている方が、自分の弱さに呑み込まれなくてすみそうだから。

きっと、一度でも動き続ける事をやめてしまったら、それが『私』の最期なのだ。
以下略



14: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2013/10/28(月) 21:57:56.73 ID:adS1Iz0Jo
挿絵。
myup.jp


15: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2013/10/28(月) 22:03:29.26 ID:adS1Iz0Jo
間近から聞こえた声に、私は慌てて周囲を見渡した。


「暁美さん?」

以下略



16: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2013/10/28(月) 22:05:04.58 ID:adS1Iz0Jo
……待てよ。


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