過去ログ - 【破】ゲンドウ「久しぶりだな、シンジ」【3スレ目】
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25:名無しのアスカ好き ◆tHwkIlYXTE[saga]
2013/10/30(水) 02:28:53.03 ID:v8oZMC9Y0
加持「……それで僕にどうしろと? 先程、味方に引き入れたいと仰ってましたが……」

冬月「簡単な事だよ。偽の情報を他に流してくれればそれでいい。スパイ活動をやめたらまずい事になるのだろう、君も?」

加持「お察しの通りで……。特にゼーレの方はまずいのでね。下手したら殺されかねませんから」

冬月「だから、活動は続けてもらって構わない。ただし、偽の情報だけは流してもらう。全てではなくごく一部だけだがな」

加持「……つまり、他に知られるとかなりまずい事がある、と」

冬月「そういう事だ。本当に察しがいいな」

加持「それはどうも。お褒めの言葉、光栄ですが。……それで僕に見返りはあるんでしょうか? それとも、もらえるのは鉛弾だけでしょうかね?」

ゲンドウ「…安心したまえ。銃で脅すような真似はしない。それは我々のやり方ではないからな」

冬月「…………それに、脅したところで、君はどうせ屈しないだろう。そういう男だ。だからこそスパイに選ばれたのだろうからな」

加持「過大評価はありがたいですがね」


肩をすくめる加持


加持「それで、条件は?」

冬月「君への見返りは、人類補完計画の完璧な全容。そして、セカンドインパクトの真実だ。それプラス、ささやかな報酬といったところか」

ゲンドウ「……報酬として君には、三本出そう。それが限度だ」

加持「三億円ですか……。今、財政難に陥っているネルフとしては、まあ、そこら辺が確かに限度でしょう」

加持「それにセカンドインパクトの真実……。悪くない取引に聞こえますが、話が上手すぎる気もしますね」

ゲンドウ「……君を死なせたくない。それだけの事だよ。今のままだといつかは死ぬ事になるだろうからな」

加持「…………確かに。……そうはならないつもりですが、危険は常に伴っていますからね」

ゲンドウ「…私は誰にも死んでほしくないのだ。例えどれだけ遠回りになろうとも、人の命は大切にするべきだ。……それが私が何年も前に得た結論だよ」

加持「……奥さん、の事ですか。不幸な事故だったと聞いていますが……」

ゲンドウ「ユイはその時、私にかけがえのない事を教えてくれた。人の命以上に勝るものはない、というその事をな」


加持「………………なるほど」


そのまま、しばらく深く考え込む加持……


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