過去ログ - 金剛「テートクのハートを掴むのは、私デース!」瑞鶴「!?」 二隻目
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[sage saga]
2013/11/13(水) 01:18:41.23 ID:J+Lumwglo
提督「──いまや艦娘の数は三十にも満たさない。これは深刻な問題だ。よって、私は旧式の軍艦を使おうと思っている」
中将A「それしかないでしょうな」
少将「私も異論はありません」
中将B「私もです」
提督「よし。では試験的にお前達三人に旧式の軍艦を持ってもらいたい。構わないか?」
少将「私達三人ですか? 大将殿はどうなさるおつもりで?」
提督「噂でも知っていると思うが、私は身体が弱い。それ故に、私がいつまでも海軍の指揮をしていては、元帥三名の事故と同じ轍を踏む事となる。これから先はお前達三人が主役となって海軍を動かす事となるだろう。今回はその為だと思ってくれ」
全員「はい!」
提督「では、その内容について話し合おう。まず軍艦の種類などだが────」
……………………。
提督「──さて、今回の解放する子はこの四人だな」
救護妖精「天龍、龍田。今までありがとね」
天龍「……ああ。俺はいつでも良いぜ」
龍田「私もよー。覚悟は出来てます」
提督「────天龍」
天龍「はいっ!」ピシッ
提督「お前は最初、死ぬまで戦わせろと言っていたな」
天龍「え? あ、ああ……」
提督「あの時は叱ったが、お前のその勇気と気力は見事だった。あれは正直、羨ましくも思ったよ。そして、主に駆逐艦の皆を引率して遠征に出掛けていたな。あの時の駆逐艦の子達は、皆笑顔でお前について行っていた。戦闘では敵わない部分を遠征で補おうとしてくれていたのは良く分かっていたよ」
天龍「…………」
提督「龍田」
龍田「はいっ」ピシッ
提督「お前も天龍と同じく、危なっかしい戦い方をしていたが、自分よりも能力面で格上の敵を倒す事についてはお前の右に出る者は居なかった。それを止めさせたのは、お前の身体を思っての事だと──まあ、これはお前ならば気付いていただろうな。……傷付けば痛い。そして、私もお前達が傷付く姿は見たくなかった。今まで、我侭に付き合わせてすまなかった。そんな私を慕ってくれて、私は幸福者だ」
龍田「…………」
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