過去ログ - 金剛「テートクのハートを掴むのは、私デース!」瑞鶴「!?」 二隻目
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907:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/11/18(月) 03:08:45.07 ID:cSiiceQ6o
コンコン──。

提督「入れ」

ガチャ──パタン

榛名「こんばんは」

提督「……どうやら、何か真剣に話したい事があるみたいだな」

榛名「はい。元帥様──いえ、提督の事についてです」

提督「なんでも話そう」

榛名「ありがとうございます。──では、提督は今どちらにいらしてますか?」

提督「……遺体すら残っていない。深海棲艦の攻撃で文字通り消滅してしまった」

榛名「……そう、ですか…………」

提督「沖へ出て海へ還した時、深海棲艦の群れが後ろから現れてな。私を攻撃せず、元帥の遺体に戦艦が主砲を撃った。あれでは遺体は欠片も残っていないだろう」

榛名「深海棲艦の群れ、ですか」

提督「ああ。結構な数だった。だが、あんなにも同時に沸くものなのだな。正直驚いた」

榛名「……その深海棲艦の数、憶えていますか?」

提督「いや、暗くて分からなかったが、どうした」

榛名「もしかしたら、ですけれど……その深海棲艦達は、提督の艦娘だったのではないかと思いまして……」

提督「ふむ……」

榛名「でないと、生きている貴方ではなくて死体である提督を撃つ理由が分かりません」

提督「……なるほど。それなら分かる──が、それを証明する事は出来ない」

榛名「はい……ですが、そう思わせて下さい」

提督「どうしてだ。お前は元帥を慕っていただろう」

榛名「……原因は、提督さんです」

提督「…………」

榛名「提督さんは私を本当の艦娘のように扱ってくれました。それも提督のようにではなく、優しく、私達の安全を第一に……。それは、提督とは真逆でした」

榛名「姉妹艦を失った子達は、泣いていました……。誰も提督を恨むような言葉は言いませんでしたが、やっぱり良くない感情は持っていたと思います……。現に私も、大破した霧島を無理して進軍させて沈んでいった時は、提督に僅かながら不信感を抱いてしまいました……」

榛名「でも……それが当たり前になってくると、慣れてしまったのかその不信感も抱かなくなってしまったのも事実です……。もし私が深海棲艦になって刷り込みが無くなったら、真っ先に提督を討ったと思います……」


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