12: ◆L1dx14VEQM[saga]
2013/10/30(水) 21:07:32.98 ID:+2aQcdvko
そう言い残すと彼女は洗面所兼脱衣所に消えて行った。
(歯を磨きながら洗面所の鏡に写った自身の姿を角度を変えながら簡単にチェックしていく。
口をゆすぎ終わり眼鏡を外し洗面台の傍らに置く。
パジャマとブラ、ショーツを素早く脱ぎ、まとめて洗濯機に放り込む。風呂場に入り蛇口とシャワーの切替栓がカランの方になっている事をしっかり確認してから赤い印の付いた蛇口を捻りお湯に変わるのを待つこと十数秒。過去に何度か頭から冷水を浴びた経験が彼女をここまで慎重にさせているのだろう)
13: ◆L1dx14VEQM[saga]
2013/10/30(水) 21:08:38.10 ID:+2aQcdvko
(そう言いながらノンシリコンで少し高価なシャンプーの泡をシャワーで流し終え、コンディショナーを手に取り丁寧に髪全体に伸ばしていく。成分が浸透してからしっかり洗い流し、ボディーソープのボトルのポンプを数回押してスポンジに付けて泡だてる。
たっぷり泡を纏ったスポンジで首すじを丁寧に洗いそのままの流れで耳の後ろや二の腕、肘や手の先まで進めて行く。
顎の下を通過して156cmの身長にやや不釣り合いな85cmの)
ドンっ!!
14: ◆L1dx14VEQM[saga]
2013/10/30(水) 21:09:26.25 ID:+2aQcdvko
「ちょっと!! 聞いてんの!?」
ハイっ! 聞いてます!
はぁ、体も顔も洗い終わってますね……
15: ◆L1dx14VEQM[saga]
2013/10/30(水) 21:10:41.21 ID:+2aQcdvko
「で、もうすぐ765プロに着く訳なんだけど」
16: ◆L1dx14VEQM[saga]
2013/10/30(水) 21:11:51.33 ID:+2aQcdvko
(今日は事務所に行っても竜宮小町の3人はオフだし書類整理だけだから気が重いのよね)
そう思いつつも事務員の音無小鳥も午前中は社長の所用で事務所に居ない。
他の765プロのアイドル達もオフであったりレッスン場やスタジオ、テレビ局に直行し午前中だけはプロデューサーと2人きりという事実に思わずニヤけてしまうのだった。
プロデューサーに何も無ければ、だが。
17: ◆L1dx14VEQM[saga]
2013/10/30(水) 21:13:00.33 ID:+2aQcdvko
それは嫌がらせですか?
(へ? 何が?)
そんな長文はわたしの仕事じゃないですか!
18: ◆L1dx14VEQM[saga]
2013/10/30(水) 21:14:14.68 ID:+2aQcdvko
貴女に気付いたみたいでこっちに来ま
ドンっ!!!
「えっ!?」
19: ◆L1dx14VEQM[saga]
2013/10/30(水) 21:15:15.88 ID:+2aQcdvko
「プロデューサー!! プロデューサー!!」
現場の秋月さん?
「うるさい! そんな実況してアンタ馬鹿じゃないの!? プロデューサー! しっかりしてください!」
20: ◆L1dx14VEQM[saga]
2013/10/30(水) 21:16:12.45 ID:+2aQcdvko
「じゃあ、時間を戻してっ!」
はぁ……出来なくは無いですが未来を変えるような大きな力を使うと……
「いいからっ! 出来るなら時間を戻してっ!」
21: ◆L1dx14VEQM[saga]
2013/10/30(水) 21:17:05.82 ID:+2aQcdvko
そこまで否定され尚且つ、泣かれてしまうとは……
貴女が望むなら時間を戻して差し上げましょう。
ですが……プロデューサーが今日、何か途轍もない衝撃を受ける運命を変える事は出来ませんよ?
「……アンタはどうなるの?」
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