過去ログ - 【安価SS】男「タイトルホルダー?」【異能力バトル】
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805: ◆/4zOUBCFw.[saga]
2014/01/16(木) 21:45:01.29 ID:NsTXyL830
俺はエヴァたちのいる部屋へとやってきた。

後味が悪い。何せさっき可愛い愛弟子、うぐいすが死んだからだ。

しかしあの状況で何故桜花は止めを刺したのだろうか。うぐいすがもしかしたら操られていただけだったのかもしれない。俺は最後にそう思った。だから助けるよう言うつもりだった。

そこへ桜花は止めを刺した。まるでいつもと別人のような顔で殺したのだ。

確かに敵が最初から最後までゾンビだった、というなら身の危険を感じて殺すのも致し方ないだろう。

しかしうぐいすは最期の瞬間正気に戻ったのだ。ならば身の安全が確保されるように相手を拘束してから確認することも選択肢の一つとしてあったのではないか?虫の息のうぐいすから離れ、事情を聴く余裕もあったのではないか?

思えばサンボーニの頃から俺たちを裏切った可能性があった。あの時は桜花自身あとでアフロのタイトルホルダーを殺したと聞いたから容疑は一旦晴らした。

桜花はあんな表情をする人間じゃない、と言って信じたのも間違いではない。しかしそれでは確証に欠けたので俺はブラザーズ支部での桜花の実績も考慮したのだ。

しかし先程のうぐいすへの独断の攻撃を見て自分の心は揺れ動いていた。

もしかしたら桜花はスパイで、アフロを殺したのは俺たちを油断されるためだったのかもしれない。そんな考えを振り払いつつ俺は6階、第二実験室のドアを開けた。

タイトルホルダーはまだ来ていなかった。

サムライ「エヴァ」

エヴァ「なんでしょうか、邪魔しないでほしいですが」

サムライ「早く正樹を解放しろ」

エヴァ「無理です、私の能力は能力をかけたタイトルホルダーが死ぬか試練を乗り越えて帰ってくるかでしか解除不可能です。そして私も術をかけてる以上マサの傍を離れることはできません」

サムライ「…じゃあ、俺達が二人を背負えばいいんだな」

エヴァ「どうしてそこまで…」

サムライ「俺の愛弟子だからな」

桜花「俺は?」

サムライ「ハハハ、ちゃんとお前も入ってるさ」笑いはぎこちなかっただろうか、桜花の眉が少し動いた気がする。

その時誰かが上の階から降りてくる音がした

サムライ「誰か来るみたいだ、隠れるぞ」

俺はエヴァと術のかかってる正樹と桜花をベッドの下に押し込み、自分も薬品棚の下の段に隠れた


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