12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/10/31(木) 02:17:29.39 ID:tLP4melmo
女「うわー、先輩の背中ってこんなに大きかったんですね〜。洗い甲斐があります！」ｺﾞｼｺﾞｼ
男「……なあ」
女「どうかしました？ あ、痒いところあります？」
13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/10/31(木) 02:19:27.32 ID:tLP4melmo
女「あ、バレました？」
男「バレバレだ。…俺なんかのどこがいいんだよ？」
女「うーん、どこなんでしょうね。正直、私にもわかりません」
14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/10/31(木) 02:20:36.25 ID:tLP4melmo
女「料理のことよりも、人並みに同僚と付き合いがあるという事実に驚きを隠せません。先輩ってそんなに社交的でしたっけ？」
男「…色々あんだよ。やっぱ人間、一人では生き辛いしさ」
女「先輩には私がいるじゃないですか！」
15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/10/31(木) 02:21:29.20 ID:tLP4melmo
女「わかってるつもりですよ。私の立場くらい……」
女「ここに来ちゃいけないことくらい……」
男「………（気まずい）」
16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/10/31(木) 02:22:31.62 ID:tLP4melmo
男「……あのさ」
女「気休めなら、いらないです…」ｺﾞｼｺﾞｼ
男「気休めじゃないから」
17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/10/31(木) 02:23:38.86 ID:tLP4melmo
男「まぁ、聞けよ」
男「俺は別に一言も、お前が迷惑だなんて言ってない。ここに来るなとも言ってない」
女「口にしなくてもわかりますよ。迷惑じゃないわけないじゃないですか。こんなストーカー紛いの子」
18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/10/31(木) 02:24:56.97 ID:tLP4melmo
男「どした？」
女「…………ずるいです」
男「ずるい？」
19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/10/31(木) 02:26:04.22 ID:tLP4melmo
男「………」
女「わかってますよ…このままじゃ、このままじゃいけないことくらい。私にだって…」
20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/10/31(木) 02:27:54.32 ID:tLP4melmo
女「だったら……なんで…」
女「なんで……ひっぐ……」
女「せんぱいは………ぐすん」
21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/10/31(木) 02:31:20.74 ID:tLP4melmo
女「せん…ぱい…」
男「お前が傍にいるのが当たり前になり過ぎててさ……ワガママなのは解ってる。解ってるけど……けどさ……」
男「あの日から……お前が死んでしまったあの日になってようやく気付いたんだ」
22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/10/31(木) 02:32:27.14 ID:tLP4melmo
女「……大丈夫ですよ。私、先輩を一人ぼっちになんてしません。ずっとこうやって、傍にいますから…」
女「……続き、聞かせてください」
女「ちゃんと最後まで、先輩の口から直接聞きたいんです。…私だって、女の子なんですよ？」
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