過去ログ - ウートガルザロキ「あなたの願い、叶えます」
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15: ◆3rfPz4lVbmKs
2013/10/31(木) 13:44:16.46 ID:KhAdZl9SO


お茶もなくなり、談笑も盛り上がってきた一時の頃。

ボーイさんが二人分の料理と、注文しておいたジンジャーエール二つを器用に腕に挟みながら運んできた。


「こちら、前菜のフォワグラとポテトのテリーヌ、サラダ添えとジンジャーエールでございます」

コト。という音と共に、かつての男子寮での同棲生活では天地がひっくり返っても見られなかった料理が置かれた。

白い大皿の中央にフォワグラが三切れ、半切りのポテトが側に寄り添う。アスパラガスやトマト輪切りのピーマンや根菜類なんかが黄色いソースと共に添えられている。

「〜〜でございます。尚こちらの料理は当レストラン三ツ星シェフ、"味覚の魔術師"ことサンドリヨンが作りました」

…ハッ!ボーイさんが何やら料理の説明をしてくれているみたいだけど、右から左に流しちゃっていたんだよ

料理を見る事に一生懸命になってたかも

うむむ、料理の美麗さだけでここまで夢中にさせるとは…これを作った人は本当にすごいんだよ

…それにしても流石高級料理、視覚的満足感もすごいかも。実に艶やかなんだよ

「とうま、そういえば私ふぉわぐらなんて初めてかも」

「俺もかも。少なくとも記憶無くしてから食ってないからな」

じゃ、お互い初めてなんだね。お揃いだね!

二人で、笑いあう。





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