過去ログ - ウートガルザロキ「あなたの願い、叶えます」
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/01/28(火) 23:58:20.62 ID:l5MajaGSO
『Q.もし、現実に。ウルトラ○ンやゴ○ラ、戦隊モノの合体ロボやエヴ○ンゲリオン、進撃○巨人なんかの所謂"巨人"を再現したとしたらどうなるか』
という問答に対し、
『A.自身の自重を支える事ができず、立ち上がる事すらできないでしょう』
というのをどこぞで聞いた気がするのだが。
目の前の白い巨人はそんな空想科学の常識的物理学理論なぞどこ吹く風だ。平然と当たり前のように立ち、存在している。
あまつさえ。
「まずは小手調べだ」
巨大な"翼"をシルバークロース達目掛けて落としてくる。
「行くぞ、第二位」
「ほがっ?!」
仮面から生えた"ツバサ"により、シルバークロースも絶対等速を抱え高速移動を開始。
垣根からの初撃を容易にかわし、空へ飛翔する。
「チッ。いっちょ前によけてんじゃねーよ、メンドクセーな」
「すまないな。あまりにも鈍いものだから」
垣根と一定距離を保ちながら更に上へ上昇する。
学園都市一学区が見渡せる高度まで上がった所で、二人は改めて思う。
((……デカイな))
7〜8階くらいのマンションと同じくらいだろうか。
手も口もデカイ。自動車を掴んでスナック菓子のようにボリボリ食べれそうだ。
ひょっとしたら、垣根の顔半分部だけでもシルバークロース10人分を並べた分ぐらいあるのではないだろうか。
「こっから一歩も動かずにテメェを潰してやろうか?」
「できるものなら。精々やってみるといい」
「あー、ウザッ。一々売ってくんなよ。ちゃんと擂り身にしてやるから、感謝して[
ピーーー
]よ?」
巨大な垣根の背から延びる3対6翼が煌めく。
白い殺人羽根が"刃"となり、二人目掛けて射出された、
「おいシルクロ!くんぞ?!」
「大丈夫だ、問題ない」
垣根の巨大な羽根カッターがシルバークロースにインパクトする瞬間。
仮面の中心から伸びる翼がまるで盾のように展開された。
ガッキン!ガキンガキンガキンガキンガキンガキンガキガキガキガキガキガキガキ!!!!!
激しい横殴り、"羽根"の暴風雨。それを
「ふ、防ぎきりやがった……スゲェな、シルクロ」
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