過去ログ - ウートガルザロキ「あなたの願い、叶えます」
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889:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[ saga]
2014/01/29(水) 00:25:21.99 ID:eYXHsm/SO

白い凶器達が、路地裏に倒れる少女に襲いかかった。

鎧騎士姿の『垣根帝督』による遠隔操作により宙に浮かび、少女を切り刻むために。

哀れ少女はぐちゃぐちゃの肉塊になる


――はずだったのだが。

ガキィィィィン!!!

「……あ?」

鐵(くろがね)の鎧騎士姿の垣根は、目の前の景色が信じられなかった。


「…お怪我は?」

「ないないちゃん♪偉いぞー?そんないい子にはサローニャちゃんがナデナデしてあげよう♪」

垣根が投げたハルバードとクレイモアを受け止めた、大きな白いマウンテンゴリラが少女に撫でられている。


「俺の影に隠れてろよ、お姫様」

「うんうん。頼んだよ?私の騎士《ナイト》ちゃん♪」

垣根が投げたトライデントを角で絡め受けた、大きな白い牡鹿が少女の前に立つ。


「ブッ飛ばしてやる」

「お願いねん♪」

鉄扇を弾き飛ばした、大きな白い猪が熱り立つ。


「ボッコボコにしてやる」

「きゃー☆ステキー♪」

バトルハンマーを受け流した、大きな白いリスがシャドーボクシングをし、垣根に鋭い敵意を見せている。


「…どーいうつもりだ、テメェら」

「「「「テメェをぶっ殺すつもりに決まってんだろうが」」」」

どこからともなく現れ、忠臣のごとくふるまう彼等白い動物達は。

皆、警邏中の動物型『垣根帝督』達だった。





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