過去ログ - 男「恋と書いて、『あこがれ』と読む」
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5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/11/01(金) 00:13:11.57 ID:rVtLHOJ50
男「あれって、どれだ…?」

男(友の指差した方向には、電柱とそれに張り付く黒髪ロングストレートの女の子が存在していた)

男(見る限り、俺らと同じ高校の制服を着ている)

友「目は覚めたかい?」

男「元から覚めてる」

友「そうかい」

友「それで、感想は?」

男「感想って、何の?」

友「とぼけないでよ」

友「今、まさにこっちを向いて僕達を見ている女の子についての感想だよ」

男「…タイプではない、かな」

友「そっか、じゃあ後はよろしく」

男「はぁ、あ、オイコラぁぁぁぁぁぁあ!!!!」

男(アイツ、いつの間にか俺のチャリ盗って、さらには逃げやがった!)

女「…ねぇ」

男「は、はいっ!?」

男(…厄介事に巻き込まれる才能は、友より俺のがあるってか?)

女「私に何か用?」

男「いや、別に?」

女「そう、なら早く何処かに行ってくれない?」




女「私、愛しの彼の事で忙しいの」

男(あ、この娘ヤバイわ)

男(だって目に光が無ぇもん、マジで)

女「人の恋路を邪魔するなら容赦はしないけど?」

男(…あれが本物なら、スタンガンなんて初めて見たなぁ)

男(あははは…)

男「……はぁ」

女「何よ?」

男「何処かに行ってあげたいけど、残念ながらできませんわ」

女「何故?」

女「理由次第では、貴方を[ピーーー]けど…」

男「俺の家、そこなんですわ」

男(そう言って、俺は右手側に見えるボロいアパートを指差した)

男(この時程、家がスーパーに近いこの場所に建っている事を恨んだ事は無いと思う)

男(ーーこれが、彼女との出会いだったって訳だ)



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