123: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/11/02(土) 18:23:00.13 ID:199Q0AEFo
――
凛は気付くと、独り、CGビルの屋上にいた。
時刻は、夕方。
世を、橙色の光が包んでいる。
いつの間に、どうやってここへ来たのかは憶えていない。
おそらく、澱んだ化粧室に耐えられず、新鮮な空気を求めたのだろう。
柵に正対して寄り掛かり、手摺部分に両腕と、その上に顎を置いて、眼下の人間模様を、あまり焦点の合わない、泪が涸れた眼で眺めている。
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