過去ログ - 凛「庭上のサンドリヨン」
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192: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/11/02(土) 23:19:36.33 ID:199Q0AEFo
そう云って、『閲覧用心』との注意喚起もそこそこに、興味本位で覗いてみた。

すぐに画が切り替わり、脳に流し込まれる映像は――飛び降り自殺の現場。

閲覧用心の注意書きは本物だったか、と驚くと同時に、凛は、何か引っかかるものを感じた。
以下略



193: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/11/02(土) 23:20:23.27 ID:199Q0AEFo
映像へのコメントは、ほとんどが嘲笑するものであった。

 ――はいはいケチャップケチャップ。手の込んだフェイクだろこれ

 ――仮に屍体は本物だとしても、しぶりんじゃねーよ。こんな短髪じゃねーだろボケ
以下略



194: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/11/02(土) 23:21:09.10 ID:199Q0AEFo
『――COMMUNICATION HAS BEEN INTERRUPTED――』

突然、その表示とともに通信が途切れ、割り込みが発生した。

「――ごめんね、凛ちゃん、休憩中だったかしら」
以下略



195: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/11/02(土) 23:22:47.03 ID:199Q0AEFo
凛が譜面を開くと、一瞬、視界が白く光り、しかしすぐ後に音符の奔流が脳へ染み渡った。

「うん、いい曲だね」

「――編曲が済んだパケはもう少し後で渡せそうだから、ひとまずはその譜面を吸収しておいてね」
以下略



196: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/11/02(土) 23:23:30.54 ID:199Q0AEFo
不思議な現象に軽く溜息をつき、「仕方ない、他のを読もう」と新しいニュースを漁ろうとしたところで、微かな違和感があった。

「……あれ? 私、そもそも何の記事を読もうとしていたんだっけ……気のせいかな」

どうやら、ついさっきのことだと云うのに、新曲の報せを受けて、何をしていたのか、ど忘れをしてしまったようだ。
以下略



197: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/11/02(土) 23:25:09.38 ID:199Q0AEFo

――

CGプロ収録フロアにあるCスタジオで準備をしていると、まゆが顔を出した。

以下略



198: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/11/02(土) 23:28:41.46 ID:199Q0AEFo





以下略



199: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/11/02(土) 23:29:32.86 ID:199Q0AEFo

 PiPiPiPi……

ぱちり。

以下略



200: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/11/02(土) 23:30:33.96 ID:199Q0AEFo

・・・・・・

オフとは云っても、ワーカホリックな凛には、特にやることがないから困る。

以下略



201: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/11/02(土) 23:31:43.44 ID:199Q0AEFo
「……え!?」

あまりの劣化に、愕然とした。

最近練習する時間が取れなかったせいなのかどうか知らないが、数日前よりも明らかにベースの腕が落ちている。
以下略



202: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/11/02(土) 23:37:37.06 ID:199Q0AEFo
「そういえば、こないだのニューロキャストで練習風景を流したはず」

胡座のままの格好で、自らの携帯通信端末をポートに挿した。

CGプロのアーカイブを覗き、発信済みのログを探す。
以下略



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