過去ログ - 凛「庭上のサンドリヨン」
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200: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/11/02(土) 23:30:33.96 ID:199Q0AEFo

・・・・・・

オフとは云っても、ワーカホリックな凛には、特にやることがないから困る。

以下略



201: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/11/02(土) 23:31:43.44 ID:199Q0AEFo
「……え!?」

あまりの劣化に、愕然とした。

最近練習する時間が取れなかったせいなのかどうか知らないが、数日前よりも明らかにベースの腕が落ちている。
以下略



202: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/11/02(土) 23:37:37.06 ID:199Q0AEFo
「そういえば、こないだのニューロキャストで練習風景を流したはず」

胡座のままの格好で、自らの携帯通信端末をポートに挿した。

CGプロのアーカイブを覗き、発信済みのログを探す。
以下略



203: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/11/02(土) 23:41:28.79 ID:199Q0AEFo
「腕が落ちたってレベルじゃないでしょこれ……」

再生を止めた凛は、がっくりと肩を落とした。

「はぁ……Bill Dickensのベース教則をもう一度見よう……」
以下略



204: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/11/02(土) 23:44:06.92 ID:199Q0AEFo

気付けば、時刻は昼過ぎになっていた。

くぅ、と鳴ったお腹で、時間の経過を知る。

以下略



205: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/11/02(土) 23:44:44.09 ID:199Q0AEFo
ベースをスタンドに立て、ふぅ、と大きく息をついてソファへもたれた。

そのまま、何の気なしにポータルサイトへ足を運ぶ。

何か面白そうなものはないかな、とふらふら彷徨っていると、俄に盛り上がっているカテゴリがあった。
以下略



206: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/11/02(土) 23:45:48.70 ID:199Q0AEFo
キャプションには、「渋谷凛、自殺!?」と書かれている。

凛は、思わず吹き出してしまった。

――くだらないね。事実、私はここにいるではないか。
以下略



207: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/11/02(土) 23:46:31.61 ID:199Q0AEFo
そう云って、『閲覧用心』との注意喚起もそこそこに、興味本位で覗いてみた。

すぐに画が切り替わり、脳に流し込まれる映像は――飛び降り自殺の現場。

閲覧用心の注意書きは本物だったか、と驚くと同時に、凛は、何か引っかかるものを感じた。
以下略



208: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/11/02(土) 23:48:04.82 ID:199Q0AEFo
映像へのコメントは、ほとんどが嘲笑するものであった。

 ――はいはいケチャップケチャップ。手の込んだフェイクだろこれ

 ――仮に屍体は本物だとしても、しぶりんじゃねーよ。こんな短髪じゃねーだろボケ
以下略



209: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/11/02(土) 23:48:47.72 ID:199Q0AEFo

凛は、顎に手を当てて考え込む。

 渋谷凛が50年前からいる?

以下略



210: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/11/02(土) 23:49:46.73 ID:199Q0AEFo

コメントへ意識を戻すと、その返信欄は賑やかだ。

 ――GT―グリーノテサキ―乙! しぶりんは15歳だというのに!

以下略



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