260: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/11/04(月) 00:16:54.72 ID:cp6WeGbSo
国会図書館は、膨大な数の書籍が収められた、一般人の立ち入れない閉架から取り出すため、申請してから実際に受け取れるようになるまで数十分待たされる。
凛は館内を一通り見て廻ったのち、やることがなくなったので貸出カウンター前のソファへと大人しく坐った。
若干の手持ち無沙汰に、携帯通信端末をポートへ挿す。
音楽を聴きながら待っていると、受信が入り加蓮から会話セッションが開かれた。
「あれ、加蓮どうしたの? まだ仕事は始まってないの?」
『うん、今は今夜の仕事に使う資料を整理してるとこ。それよりもう国会図書館へ向かっちゃった?』
「え、そうだけど、どうして?」
きょとんとした顔で問うと、加蓮は少々バツの悪そうな表情をした。
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