322: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/11/04(月) 02:00:00.05 ID:cp6WeGbSo
ちひろは、微笑んだ表情を一切変えずに、然も日常の一部を表現するかのような口調でそう告げた。
更に、そのまま付け加える。
「――可哀想なのはこちらの方です。叩き起こしてから僅か数日で廃棄しなきゃいけない事態になったんですから」
器を造るにはそれなりのカネと時間が掛かるのに、とボヤき、
「――そろそろ加蓮ちゃんも、小手先の付け焼き刃な対処ではなく、きちんと特訓―メンテナンス―してあげる時期のようですね。ちょうど夕方、事務所へ来ますし……今回の損失分を補う為に、少し吹っ掛けてマーケットへ売り払いましょうか」
やはり、微笑みを微動だにさせず、呟いた。
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