過去ログ - ウルトラマンゼロ「俺達は、一心同体だ!」叛逆ほむら「……ええ、歓迎するわ」
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35:0[saga]
2013/11/16(土) 18:15:34.24 ID:ZwsBG5kK0
―あたしの入った結界の中には、魔獣が一匹だけいた―

杏子「ったく、やっと見つけられたな……。
おし、魔獣の野郎、覚悟しやがれぇー!」

―でも、その時いきなりデカイ“鳥”【バードン】が現れて、魔獣を食っちまった―

杏子「なっ!
テメェは一体?」

杏子「はんっ、ずいぶんとデッケェ鳥だねぇ……。
まぁ、でも?
どんなバケモノだろうと、このアタシがぶっつぶしてやるけどさぁ!」

杏子(なんて言っても、さすがにこいつは正攻法じゃあ勝ち目はなさそうだね……)

―その鳥はデカい足ですぐに間合いを詰めてきて、あたしの目前まで来ていた―

杏子(だから……、マミ、さやか。
あんた達のおかげで復活させることの出来た、あの技を使う!)

杏子「行くぜぇ……、あたしが三人!!!
どれが本物か、当ててごらんよ!」

―あたしが幻惑魔法【ロッソ・ファンタズマ】で作り出した分身達を使ってその鳥の周囲を素早く動き回って撹乱させると、そいつは突然現れたあたしの分身達に驚いたらしく、目をパチクリとさせていた―

杏子(おし、これならいける!)

―あたしがさらに2、3体程分身を作り出して向かわせると、どいつを追いかけるべきか分からなくなったその鳥が、遂に目を回しながら倒れていた―

杏子「ふんっ!
残念だけどもう終わりだよ……」

―あたしは持っていた槍を巨大化させて、その鳥を貫ぬこうと飛びかかった―

杏子「こいつでトドメをさしてやるっ!」

―でも、その鳥はまるであたしの攻撃を予測していたかのように素早く避け、逆に羽を使ってあたしの体を吹っ飛ばした―

杏子「なっ!?
ぐふっ!」

―良く見てみると、あたしが作り出した分身達のほとんどは既に消えていて、残っていたのもすぐに偽物であると分かるような不完全な状態だったことに気付いた―

杏子「ちっ、こいつらが偽物ってことがバレちまってたのか……」

―そしてその鳥は、既に偽物と分かってるはずなのに、残されていた分身達に対しても、まるでトドメをさすかのように、容赦なく火を吐いて攻撃していた―

杏子(認めたくはねぇけど、ほむらのやつが言った通りだったな……。
やっぱり、まだアタシは本調子じゃないし、力も全然戻って無かった)

―“鳥”が、今度こそあたしを食べるべく、しきりにクチバシを動かしながら近づいてきた―

杏子「くそっ、これが万事休すってやつなのかな……」


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