過去ログ - 【安価とコンマで】幻想に走り給うⅥ【幻想入り】 -SS速報VIP

過去ログ - 【安価とコンマで】幻想に走り給うⅥ【幻想入り】

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312: ◆eohhG1Orlc[saga]
2013/11/09(土) 00:52:30.75 ID:dweJXA5xo

妖夢「師匠、貴方という方は本当に、ええ。言葉が見つからない程に素晴らしい」

　お互いに、礼をして訓練の終わりを告げた後に妖夢は複雑そうな表情で声を掛けて来る。

　勝てなかった悔しさと、俺のやった事への感嘆からか。

現「出来てしまった、か。……ふふ、ようわからんものだ」

　呟いて、後方に落ちている木刀の切れ端を見やる。

　妖夢の木刀を、俺は両断することが出来た。

　そうした決着の付け方だったが、妖夢は寧ろ喜んでいる様にも見えた。

妖夢「徒手による、両断。お見事でした」

現「正直、複雑な気分だ」

　答えてから、小さく溜め息を吐く。　

　何と言うか、自分自身への疑問が深まった。

　『こんな所業』を行えるということは、その道を俺は進んでいたということだろう。

　そして、妖夢の様子と口振りを見るに、相当強かったと。

　俺は、一体何者で。そしてどんな生き方をしていたのだろうか？

妖夢「師匠。これからも、ご指導ご鞭撻の程。よろしくお願い致します」

　ただ、妖夢のこの真っ直ぐと俺を見る瞳には逆らえる気がしなかった。

現「……こんな事を出来てしまった手前だ。俺で良ければ、な」

　実力を示すことが出来てしまったのだから、受けるのが道理だろう。

　彼女達には、ここを拠点として住まわせてもらっているのだから。

　それくらい、して然るべきなのだと、俺は思った。

※行動の選択肢に『妖夢と修行』が追加されました

※妖夢の好感度がグッと上がった

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