過去ログ - ウサミ「狛枝くん、みなさんと仲良くしてくだちゃい」狛枝「えっ」
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915: ◆G2e7.dr63M[saga]
2013/11/13(水) 00:43:06.10 ID:u6JnDksAO
狛枝(……)

狛枝(どうしよう)

狛枝(ようやく目的の場所まで来たはいいものの……)

狛枝(まずは……まず……は……)

狛枝(な、何をすれば……！？)

狛枝(……)

狛枝(少し落ち着こうボク)

狛枝(落ち着け落ち着け落ち着け落ち着け落ち着け落ち着け落ち着け)

狛枝(逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ)

狛枝(……)

狛枝(無理だ……！)


急激な動悸と眩暈に襲われる。

思考が追いつかず、頭の中はぐちゃぐちゃになっていく。

それどころか、幻聴まで聞こえてくる始末だ。

……

さっきからギターのような音がやけにうるさく聞こえる。

いや、これは……もしかしたら澪田さんのギターの音だったりするのかな？

……だとしたら

流石超高校級の軽音楽部が奏でる音色だ……！　最高に素晴らしいよ！

聞いているだけで希望が満ち溢れてくるようだ！　まるで今のボクを応援してくれているような……そんな気さえしてくる。

思わず歌い出したくなってくるくらいだけど……残念ながら曲の歌詞がまったく解らなかった。

嗚呼、歌詞さえ解れば、ボクの歌声を罪木さんに聞かせてあげられるのに……！



(ぴょーん)


モノクマ「はい、狛枝クン。澪田さんからパクってきた歌詞カードです」

モノクマ「曲名はイノセントナントカだってさ、頑張ってよね！」


(ぴょーん)


なんという幸運だろう！

通りすがりのクマがボクに歌詞カードをくれたぞ！

ゴミクズみたいな歌声でも……一生懸命歌えば罪木さんの心に届くのかな……。

息を大きく吸い……気付けばボクはその歌を熱唱していた――


そして……



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