7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/11/02(土) 22:52:21.05 ID:RMLwXv7/o
日向「実はそれも出来ない、というか難しいんだ。問題が二つある。」
終里「二つ?」
日向「一つ目は、目覚めさせる方法だ。これは、俺たちが目覚めたのと同じように、二つしか方法が無い。強制シャットダウンか、卒業か」
左右田「で、でもよー……ウイルスは取り除かれたんだろ? だったら卒業に問題はねーじゃねーか」
日向「ああ、だけど、シャットダウンにしても、卒業にしても、みんなの意思でそれを選んで貰う必要があるだろ?」
ソニア「そうですね。ですが、だから不可能ということになるのはおかしくありませんか? 過半数でいいなら、すぐに納得してくれる方もいらっしゃるのではありません?」
日向「そこで、もう一つの問題が関係してくるんだ。みんなが隔離されている場所、についてだ」
九頭龍「場所だと?」
日向「俺たちがいたアイランドと、その空間は、似てはいるんだが、ロックされていて、行き来することが出来ないんだ」
七海「正確に言うと、機械の内部に、アイランドがあるみたいに、アイランドの内部にさらにその隔離空間があるみたいなの。だから、基本的には出来ても一方通行なんだよね」
日向「ありがとう。そして、今の所、1人1人も隔離されていて、一個の空間につき、1人分しかデータは存在しない。こっちはその内、穴を開けるみたいに行き来が可能になるかもしれないけど」
終里「訳わかんね-な。結局どうすりゃいいんだよ!?」
日向「そのロックを開ける方法が、全会一致、なんだ。死んだ人全員が、外に出てアイランドに戻ることを選択した場合のみ、ロックが解かれるように設定されているみたいだ」
左右田「待て待て待て待て!! 何だってそんな場所作った奴はんなめんどくせーことしたんだよ!?」
日向「不二咲アルターエゴも、それは解らないと言っている。誰にも知られないように、作った後にその記憶を自分からも削除したんだろう、って。だが、元々非常事態用だったから安全確保の意味があったんじゃないかって事だ」
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