過去ログ - アンパンマン「正義ってなんなんだ……」
1- 20
24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/11/03(日) 15:48:44.69 ID:ZtZ9RHeg0
バタコ「はい、新しい顔よ!」シュッ

 バタコさんは痛んでいない左手でしょくぱんを投げる。
 フリスビーのように旋回した白いパンはなだらかなカーブを描き、しょくぱんまんの顔に命中して入れ替わる。
 次に投げたカレーパンマンの顔は、竈に当たり、机でバウンドして、壁で跳ね返り、カレーパンマン本体に当たり、器用に入れ替わる。
 見事に計算された完璧な軌道だった。

アンパン「いつも思うんですが、バタコさんの投球は達人級ですよね」

バタコ「そんなことないわ」

アンパン「そんなことあります! 何か秘密があるんでしょう……?」

バタコ「……つまらない昔話、聞いてくれるかしら」

アンパン「はい。是非とも」

バタコ「……まだ私がこの工場で働いてなかった時だわ……」

バタコ「私はプロのショットボーラーを目指していたの」

アンパン「遠くの動く的に、ボールをどれだけ当てられるか競うスポーツですか?」

バタコ「ええ、そうよ。女性の力だとプロは厳しかったわ。それでも必死にもがき続けたの。寝る間も惜しんで投げ続けたわ」

バタコ「でも、やっぱり現実はそう上手くはいかないわね。夢ばかり追っていたら、食い扶持がなくなってしまったわ」

バタコ「途方に暮れていた私を拾ってくれたのはジャムおじさんだった。『その腕……うちで活かさないか?』ってね」

アンパン「おお、ジャム師匠!」

アンパン「でも、プロショットボーラーの夢はもう……」

バタコ「ん〜。まあ、最初はこんな仕事ありえないと思っていたわ。パンを投げる仕事ってなんなの(笑)って」

バタコ「でも今では食べていけてるだけ幸せだと思っているのよ」

バタコ「それに、おかげで工場のみんなやこの子とも出会えたしね!」

チーズ「アン!」

バタコ「よしよし」

アンパン「バタコさん……」



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
85Res/92.49 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice