37:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga ]
2013/11/04(月) 16:16:03.47 ID:MiPF3ghko
「なんていうか……喋りにくいです」
順番を待つ間に
春香は不意にそう呟いた
「すまん、俺が――」
「そ、そうじゃなくてですね……いざプライベートってなるとなんか、そのえへへっ」
春香の照れ笑い
そこには何かが隠されていて
でも、自分には測り知ることのできないもの
それを解っているせいで
胸を掻いても拭えないむず痒さに襲われた
「思えば、プロデューサーさんのこと。あんまり知らないんだなって」
「……そうだな。基本的には仕事の話か、春香の話ばかりだからな」
「だから、なんて話題を振ったら良いのか解らないんですよ」
仲は決して悪くはない
互いの距離も近いはずなのに
春香は俺という人間の知識をそこまで持っていないのだ
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