72:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga ]
2013/11/05(火) 10:50:30.41 ID:jlC0qgzCo
時間を忘れるとはまさにこのことかもしれない
乗り物に乗る前の空色さえ思い出せないし
乗り物から降りたあとは気づけば夕暮れ時だった
「久々に楽しいオフでしたっ」
「喜んでくれて良かった。春香の手料理も食べれたし、俺も満足だよ」
「えへへっありがとうございます」
春香が久々に楽しいと言った事にはあえて触れない
最近はみんな忙しくてオフが来れば自宅でまったりと過ごすことが普通らしいし
自分がオフでも、周りは仕事で会うこともできず遊ぶこともできない
そんなことばかりだったからだ
「あのさ……春香」
「はい?」
「もう少し時間はあるか?」
「え、えぇ……まぁ、ありますけど」
キョトンとする春香の頭を撫でたい気持ちを押さえ込み
俺は春香を連れて事前に予約しておいた店へと向かった
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