過去ログ - 【R-18】舞園「苗木君の鶴が私のナカにッ!」苗木(この舞園さんは嫌だ)【18禁】
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21: ◆viiWRiLRjFiX[sage saga]
2013/11/03(日) 22:00:26.06 ID:R00ldDfL0
舞園さんが怯えているのは分かった。
だけど、ボクは抑えきれない。
ボクは舞園さんを突き飛ばした。
尻餅をついてこちらを見上げる舞園さんを、ボクは見下ろしながら言った。

「な、苗木君……」
「なんでだよ……!」
「あの……ごめんなさい……何かしたなら謝りますから……」
「それは違うよ!」

舞園さんは震えていた。
だけど関係ない。

「そうじゃないんだよ。舞園さん」
「……え?」
「ボクはね。舞園さんが何かしたから怒ってるわけじゃないんだ」
「そうなんですか……だったらなんで……?」
「舞園さんが助手である限り、ボクは苛々するんだ」

呆然とした表情でボクのことを見る舞園さん。

ボクはその表情の奥にアイドルだった頃の舞園さんの姿を見た。

中学校のときからの憧れ。

テレビでボク達を楽しませてくれて、ここに来てから、
本当の意味でボクを癒してくれた舞園さんの姿を思い出したんだ。

だから、今の舞園さんに対して言ってやった。
以前にもあったことを、ボクは懲りずに繰り返した。

「なんだよ。≪超高校級の助手≫って……」

「あの? 苗木君?」

「キミが憧れていたのはアイドルだったでしょ?」

「あ、アイドル?」

「忘れちゃったんだ」

「何を言ってるんですか? 苗木君……」

ボクは舞園さんに近付いて行ってしゃがみこんだ。
そして息がかかりあうくらい間近でボクは真実を語っていく。

「舞園さん……ボクとキミは幼稚園も小学校も違うところに通ってたよ」

「そんなはずありません……」

「少なくとも、キミの目の前で鶴を助けたなんてことは小さい頃にやってないよ」

「そ、そ……んな…………」

「だってキミと同じくらい幼かったら、鶴なんて抱えられるはずないじゃないか」

「じゃあ、私が見たのは……?」

「キミが小さい頃に見たのはテレビの中のアイドルだよ」

「…………あ……れ?」

「アイドルだよ」

「やめて……お願いします、やめ……それ以上……」

「キミは≪超高校級のアイドル≫だったんだ」

「……ァ」

舞園さんの瞳から光が消えていき、代わりに涙が溢れていく。
その涙の量は段々と増していった。

「……ぁ、…………あああ。いや……いや……………いやああああああああああああ
 あああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
 あああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
 あああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」


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