過去ログ - 八幡「異性に抱きつかれると猫になる体質」
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2013/11/07(木) 01:19:21.49 ID:yPGP+07s0
八幡「異性に抱きつかれると猫になる体質」

八幡(という厄介な体に生まれてきたが)

八幡(まあ特に困ることはなかった)

八幡(なぜなら俺はボッチ)

八幡(家の外で異性に抱きつかれることなど、ありえないからだ)

八幡(そのはずだったのだが)

雪ノ下「……猫?」

八幡「……」

雪ノ下「ええと、到底納得できないことなのだけれど、客観的に状況を整理すると、あなたは……比企谷君なのかしら」

八幡「そうだよ。悪いか」

雪ノ下「……姿はとても愛らしいのに、その声と腐ったままの目で台無しね」

八幡「ほっとけ」

八幡「つうか、そろそろ俺から目を背けたほうがいいぞ」

雪ノ下「どうしてかし」

八幡「……」ボンッ

八幡「……そろそろ元に戻って、服が脱げてて全裸だからだ」

雪ノ下「」

雪ノ下「ああいうことは早く言っておいてほしかったわ」

八幡「言う暇がなかったんだ」

雪ノ下「それにしても、あなたがそんなおかしな体質だったなんて知らなかったわ」

八幡「こんなびっくり体質、家族以外に言えるわけないだろ」

八幡「だいたい、言っても信じてもらえるわけないしな」

雪ノ下「それもそうね」

雪ノ下「……あの、比企谷君」

八幡「なんだよ」

雪ノ下「まださっきのことが信じられないわ」

雪ノ下「だからもう一度見てみたいのだけれど」

八幡「それはつまりもう一度抱きつきたいって言ってるのと同義なわけだが」

八幡「しかも今度は事故じゃなくて故意に」

雪ノ下「ダメなのかしら」

八幡「有り体に言えばそうだ」

雪ノ下「なぜ」

八幡「お前、ここ部室だぞ。由比ヶ浜や、依頼人だっていつ来るかわからない」

八幡「この体質のことはできるだけ知られたくないんだ」

雪ノ下「そう……」

雪ノ下「じゃあ後であなたの家にお邪魔してもいいかしら」

雪ノ下「そこならいくら変身しても大丈夫でしょう?」

八幡「そんなに俺を猫にしたいのか」

雪ノ下「あれが現実だったのか、もう一度確かめたいだけよ」

雪ノ下「決して猫のあなたが結構可愛らしかったとか、抱っこやなでなでしてみたいという理由ではないわ」


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