過去ログ - 八幡「異性に抱きつかれると猫になる体質」
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2013/11/07(木) 01:31:35.55 ID:yPGP+07s0
雪ノ下「ご心配どうも。でも、話しかけなければいいだけのことでしょう」


八幡「結局そのまま、移動の大半を俺は雪ノ下の腕の中で過ごし」

八幡「気づけばうとうとと、頭は船を漕いでいた」

八幡「……んん」

八幡「ここは」ムクッ

雪ノ下「あら、起きてしまったのね」

八幡「……近いんだが」

雪ノ下「私の願望のひとつに、猫と昼寝をするというものがあったのだけれど」

雪ノ下「おかげで叶ったわ。ありがとう」

八幡「どういたしまして」

八幡「……他になんかしてないだろうな」

雪ノ下「ええ、特には。写真と、あなたの妹に頼まれたビデオを回してたくらいかしら」

八幡「盗撮じゃね?それ」

雪ノ下「撮影の許可は小町さんから頂いているもの」

雪ノ下「それに、寝ている今のあなたはまるで天使のようだったわ。撮らないという選択肢を選べるはずがないほど」

八幡「……お前、そのうち某猫狂いみたいになりそうで怖いんだけど」

雪ノ下「でも、起きるとやはり、目付きと声で人間のあなたを連想してしまってダメね」

雪ノ下「どうせ猫になるなら、頭の中まで猫にならないものかしら」

八幡「俺の人格全否定か」

八幡「俺じゃなく普通の猫だったら、こんな言うこと聞かないぞ」

雪ノ下「それはそうなのだけれど」

雪ノ下「ならもっとそのメリットを生かしてもらえないかしら」

八幡「例えば?」

雪ノ下「そうね」ムクッ

雪ノ下「私の膝の上に自分から飛び乗って、丸くなってほしいのだけれど」

八幡「なんで俺がそこまでサービスしなきゃならないんだ」

雪ノ下「あなた、この機会を逃したら、女子高生の膝の上でくつろぐなんてことはできないわよ」

八幡「この姿でならいくらでもあるんだけどな」

雪ノ下「私の膝の上を拒否するくせに、他人のを所望する気?あなたのその体質を言いふらして、そんなことをできなくする、という手も私にはあると忘れないで欲しいのだけれど」

八幡「やっぱり脅しじゃないか、よっ」ピョーン

八幡「これでいいのか」ムスッ

雪ノ下「ええ、不機嫌そうなのに、私の膝の上から退こうとはしないその憮然とした態度がたまらないわ」

八幡「退いていいなら退くが」

雪ノ下「それはダメよ」ナデナデ

八幡「今日夕方だけでお前、俺をどれだけ撫でたよ。飽きないのか」

雪ノ下「飽きることなんてありえないわ」ナデナデ

雪ノ下「あ、そういえば、小町さんからあなたの手入れ道具一式も実はお借りしてたの」

雪ノ下「ブラッシングしてあげましょうか」

雪ノ下「それとも、猫じゃらし等の玩具もあるのだけれど、遊ぶほうがいいかしら」

八幡「お前……本物の猫を飼うことになったら、そのテンションは止めろよ」


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