過去ログ - モバP「遊佐こずえのプロデュース」
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3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2013/11/06(水) 14:51:40.85 ID:9JKm4yMf0
#2

「おはようございます。――やっぱり来ましたね。それで……少しは落ち着きましたか」

 その言葉に何か引っ掛かりを感じたものの、職場の事務員さんの気遣いに、私はなるべく元気に「はい」と答えた。
以下略



4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/11/06(水) 14:52:59.55 ID:7yxtl+pgO
待望のこずえちゃんss


5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2013/11/06(水) 14:55:41.45 ID:9JKm4yMf0
「ちひろさん。もう俺にはアイドルをプロデュースする資格はありません。
 自分の担当アイドルの……いえ、一人の女の子の未来を奪ってしまったんです」

 感情を抑えたつもりで絞り出した声は、自分でもそれと分かるほど震えていた。

以下略



6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2013/11/06(水) 15:01:45.56 ID:9JKm4yMf0
#3

「ふわぁ…あなたがわたしのぷろでゅーさー…?」

 生暖かいような感触が私の手の中に、いつの間にか滑り込んでいた。
以下略



7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2013/11/06(水) 15:08:08.70 ID:9JKm4yMf0
#4

 あまりにも突然の出来事だったので、私は頭が真っ白になっていた。
しかし、この手に握られた小さな温かみが、私の脳裏にあの悪夢……いや、紛れもない現実を思い出させる。

以下略



8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2013/11/06(水) 15:24:30.30 ID:9JKm4yMf0
「近々、この子にぴったりのお仕事の、オーディションがあります。

 こずえちゃんの仕事が成功すれば、あとは辞めるも辞めないもあなたの自由ですし、
きっと自分の活動を全うできなかった、あの子への手向けにもなるでしょう」

以下略



9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2013/11/06(水) 15:30:22.93 ID:9JKm4yMf0
#5

「ぷろでゅーさーは…どうしていつも…かなしそうなかおをしているの…?」

 仕事の台本を読み終えたこずえが私にそう訊いてきたのは、彼女が私の担当アイドルになってから一週間が過ぎようとしていた時だった。
以下略



10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2013/11/06(水) 15:37:02.77 ID:9JKm4yMf0
#6

「こずえの一つ前に、担当していたアイドルがいたんだ。
 こずえとはまた違った魅力を持っていて、でもその子も今のこずえみたいに一生懸命だった。

以下略



11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2013/11/06(水) 15:43:02.21 ID:9JKm4yMf0
「その日予定していた仕事は彼女にとって、とても大きなチャンスで、それはもう張り切っていたんだ。

――でも、その日の朝は台風が近かったのもあって、大雨だった。

 だから本当は、先方には謝ってその仕事を断るべきだったし、
以下略



12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/11/06(水) 15:45:46.78 ID:YGqaqeojo
私なのか俺なのか


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