過去ログ - 【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 第20位【アラフォーマーズ】
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843: ◆rVyvhOy5r192[saga]
2013/11/12(火) 23:36:30.98 ID:Z09of1L6o


「喧嘩かい? 若いっていいねぇ……」

「まさか、灼ちゃんにあんなハイカラな恋人ができるなんてね」

「彼……甲斐性、あるのかい?」

「いや、違……」


 一連のやり取りを見ていた、常連さんに絡まれた。

 やめてほしい。

 高校の部活仲間の耳に入ったら、なんて言われるか判ったものじゃない。


 東京に出てしまった新子憧、プロになった松実宥には届くまい。

 高鴨穏乃は、多分変に勘違いして、悪気なく盛り上がる。

 一番面倒なのは、同級生の松実玄だ。


 女性の豊満な乳房に執心していながらも、その実、男女の付き合いに憧れている。

 悪い奴ではないが、何を言い出すか判らないし、何か変な騒動でも巻き起こしそう。

 本当に、悪い奴ではないし、嫌いでもないんだけど……。

 この手の話題を絡ませたら、話をややこしくしそうな印象を受けるのだ。

 ……いや、本当に何故だか判らないが。


 ただでさえ、須賀京太郎というある種の頭痛の種がいるのだ。

 これ以上は御免だ。


「いやいや、お祖母さんなら『ボールは見ただけじゃ判らない、見かけに騙されるな』とでも言うんじゃないか?」

「『本当の名店は看板さえ出していない』とも言うしねぇ……」

「いや、でも……『仕事は納豆のように粘り強くするものだ』って言うから、彼はどうかね?」

「認められるといいねぇ」

「もう、勝手にし……」


 やっぱり、本当に腹立たしい男だ。



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