過去ログ - 健夜「せめて思い出に須賀る」
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21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/11/07(木) 22:45:12.47 ID:a6vQvzjfo

インターハイ前日に部長から呼び出された。

そのとき部長は私が纏めていた牌譜を眺めて部室で待っていた。


「あ、小鍛治来てたのか。」


「はい、えっと……それで何の用ですか?」


「ん? いやちょっと小鍛治と本気で打ってみたかったからさ。」


「私なんかと打っても面白くありませんよ。」

「それに私とはいつも打ってるじゃないですか。」


「まぁ確かに打ったことはあるよ、手を抜いた小鍛治とはね。」

「牌譜、みたよ。」


部長には見抜かれていたようだ。

しかし何処でバレたのだろうか。

牌譜で分かるようなうち方はしていないはずなのに……


「なんで部長はそう思うんですか?」


「点数。」


「え?」


「小鍛治の打ったときの牌譜、中学とかのも遡って見たんだけどさぁ……大体が29600〜30600の間なんだよねぇ。」


それがどうしたのであろう。

特段上手くない人だったらそのくらいはおかしくないとも思えるのに。

少なくとも打ち方で分かる迷彩のレベルでは無いはず。


「いや、小鍛治さぁ……一回も振ってないんだよねぇ。」

「防御重視かなとも思ったけどそれにしても毎度2位の収支±0はおかしいじゃん。」


「え?」


部長から牌譜を受け取り目を通してみる、確かに収支が±0だった。

今更気付いたが余り目立たないために打ってた手抜きがよもやこんなことになろうとは。


「で、小鍛治はなんで本気で打たないの?」



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