過去ログ - ブギーポップ・クロス Part2 〜神様のクラクション〜
1- 20
11: ◆qXEKQweJllf.[saga]
2013/11/08(金) 11:41:52.57 ID:99tRwpu/o

「そこなんですよ。
そこがわからない。一体何が起きていたのか、そして……一体何が起きるのか……それがわからないんですよ」

「で、でも……」

朝比奈さんが怯えながら言う。

「もし本当に死神がいたとしたら、涼宮さんがそれを願ったという事……ですかね?」

「それはないでしょう。むしろあいつは死神すらも団員にしちまいそうです」

笑い飛ばすが、古泉は笑わなかった。
深刻な顔で、俺を見つめる。

「もう一つ、この時期に学園都市では第一位の能力者が救急車で病院に運び込まれています。
あの街に、第一位をそこまで痛めつける事のできる存在は第二位くらいです。
そして、その第二位の方は関与していない裏が取れています」

「ちょっとまてよ、学園都市の第一位第二位ってのは超能力者の中でも格が違うんだろ?
超能力者ですら一人で軍隊とやりあえるって聞くのに……そんな奴をボコれる奴なんて……」

「神、くらいのものでしょうね。
それも――死の神様くらいでしょう」

真剣な表情。

全く笑えない冗談。

ハルヒが開けっ放しにした窓から、風が入り込みカーテンが揺れた。

そのカーテンの動きに合わせるように、下手くそな口笛が聞こえたような気がした。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
70Res/54.34 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice