過去ログ - ブギーポップ・クロス Part2 〜神様のクラクション〜
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42: ◆qXEKQweJllf.[saga]
2013/12/03(火) 01:22:25.89 ID:5P51h/oho

〜〜〜

「統和機構、というものを知っている?」

キョンくんと別れたあと、私たちは長門さんに呼び出され、マンションへと向かった。

長門さんは私たちが揃うとなんの前置きもなしにそう言った。

「……名前だけは……昨日知りました」

古泉くんの声が、今まで聞いた事のないような重苦しいものになった。

「わ、私はなにも……しりません」

いつだってそうだ。
いつも私はなにも知らずに、なにも出来ずにいる。

「そう……反統和機構組織が最近この辺りで動いている。
明日、涼宮ハルヒが巻き込まれる可能性は99.6%。
機関の方で何か対策は?」

古泉くんは首を横に降った。

「あ、あの……統和機構とか、反統和機構とか……なんなんですか?」

せめて、何が起きているのか、それは知りたかった。

知っても無意味なのはわかっている。

どうせ私に出来る事などない。

「統和機構、というのは世界を裏で支配し、MPLSという新人類を監視するシステム、だと聞いています。
そして、反統和機構というのは……文字通り、その支配に抵抗している組織、という事でしょう」

正直、そんな子ども向け番組の悪の組織みたいなものを信じる事など出来なかった。
何か反応をしようとすると、

「違う」

長門さんが即否定した。


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