144:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/11/17(日) 00:28:26.49 ID:j9jOmzMHo
恋 「……しかもその小規模隕石から、パワ−シ−ドが出てきたってぇっ!?」
小夜 「……隕石から、種? どうして?」
恋 「うん、うん、え、鳥羽先生から手を出すなって? うん、はーい……」
小夜 「美樹、何て?」
恋 「鳥羽先生が直接確認してみるからって。北部の方に落ちたらしいんだけど……」
小夜 「……それ、本当に隕石なのかしらね」
小夜 「例えるなら、そう……それ自体が、種そのものとか」
小夜 「つまり、パワーシードは元々作られたものじゃなく、もしかすると宇宙の災厄なのかもしれない、なんて」
恋 「……小夜ってさぁ、だいぶ毒されてきたよね」
小夜 「お、おかしかったかしら、私の考え。……おかしいのかしら」
恋 「……ダンスの練習、後回しにしない? やっぱりちょっと気になるんだ」
恋 「あんなモノ、この世に存在させちゃいけないよ。……だってアレは、適応しない人を……」
恋 「最悪、化物に変えてしまうくらい、恐ろしい存在なんだから……」
気がつけば、寝間着から外行きの服へ着替えていた私を見た小夜は戸惑うものの、
私が強く押せば、彼女は仕方ないと溜息混じりに頷いてくれるのだった。
しかし外へ出て気付くのである。私は叫ぶのだ。
恋 「……今って何時っ!?」
小夜 「うんと、そうね……0時55分ってところかしら」
恋 「しまった!! 電車が動いてないっ!! 小夜、どうしよぉ!!」
小夜 「……コンビニでも寄って帰りましょうか」
そうして朝を迎え、いよいよ街が、都市が、そして国が揺れ動く自体が起ころうとするのである――。
〜〜〜〜 つづきます
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