過去ログ - むりやり小説ゲーム 四番館
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193:佐々原海 ◆S1TzStjJG6
2013/11/23(土) 19:53:41.44 ID:1NGhiDbzo
咲耶「じゃ私はこの首輪をつけて窓際に座っております」
シグマ「監禁されてる人間らしく、黙ってろっ! ってかどこでその首輪買ってきた!?」
咲耶「安心してください! ちゃんと大型犬用のものなので、決していかがわしいアイテムなどでは、あああぁぁっ!」

 俺はルンルン窓際に行こうとする咲耶を思い切り蹴飛ばした。


■ 監禁2日目

 意識が闇の中から戻ってくると、僅かに甘い香りが鼻を掠めた。
 妙に背中が痛いのは、昨晩床で寝たのが原因だろう。
 まぶたを開くと、目の前には両頬をぷくーっと膨らませた咲耶が横になっていた。
 とても年頃の女の子が見せる表情とは思えない。

咲耶「信じられません」

 開口一番、俺は否定されていた。
 何がどう信じられないのか分からないが、コイツは何か変なのだ。信じられないことなんてたくさんあるだろう。

シグマ「何が信じられないんだ? ベッドの質の悪さか? 壁の薄さか? それとも拉致監禁されたことが夢だとでも思ってたのか?」
咲耶「私、少なくとも平均点以上のルックスはしていると思うんですけど、そんな女をベッドで待たせて、シャワーに入るだなんて、これはフラグだと思うじゃないですか!
   それなのに何のイベントも無いなんておかしいじゃないですか! 貴方それでも男ですか!」
シグマ「罪状が一個増えるわっ!」
咲耶「罪状の一つや二つ、男の勲章みたいなモンでしょうっ!?」
シグマ「ンなことあるかぁーー!」
咲耶「はっ……もしかして、シグマ様は上級ロリコナー……やだ、わたし年齢高すぎっ!?」
シグマ「違う、断じてそうじゃないっ! なんだ、お前は欲求不満だったのか! ヤりたい盛りなのか!? お前は拉致監禁されてんだろっ!?」
咲耶「はっ……そうでした。私、拉致監禁されているんでした。とりあえず、身代金要求しましょう!」
シグマ「お、おいっ……俺は何もそこまで」

 ピピピピッと咲耶は携帯電話を取り出すと、どこかに電話をかけ始める。

咲耶「あ、豪竜会ですか? 私です。組長に変わっていただけますか? 折り入って大事な話があるんです」

 は、豪竜会? 組長? いやな予感しかしない単語が並ぶ。

咲耶「あ、お父様。すみません、私、捕まってしまいまして……その犯人が>>195



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