265:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/11/23(土) 23:41:10.51 ID:5XWBTTbio
―― 数日後、私の存在が明るみになったその日。私は今、リビドーという部隊に形だけ所属する事になる。
SATとか、そう言った類の命名がされると思っていたのだが、まさか俗に言われる欲望的な言葉を総理自ら付けるとは思わず。
だがそれは、強い信念、希望、理想を欲望に変え、その覚悟で望むべき存在が集う部隊とされている。
それはエネルギーとなり、希望を照らす光となり、そうして私達は戦いの場へ挑む事になる。それが建前だ。
翔太 「……今日の送り迎えも、本官が勤めさせて頂きます!」
恋 「やめてください翔太さん。普通にって話になったじゃないですかぁ」
翔太 「えと、そ、そうだったね。……どうも慣れなくて」
翔太 (現役JKと話をする機会もなく、女慣れしていないだなんて、言えないよなぁ)
恋 「私もくだけて話せるように努めてるんです。頑張ってくださいよぉ」
翔太 「あ、ああ、そうだった! ……できるだけ、努力する」
恋 「お願いだよ? 私のSPさんなんだからぁ」
彼をSPとして指名したのは私である。総理に直々にお願いして許されたこの件は、内密話だったりする。
そうして、もう一つ私は条件を出した。私以外の人を巻き込まないことだ。
部員メンバー皆が能力者とも呼べる。だが、その彼女達を巻き込みたくないと願い出て、受理された。
恋 「……で、私は横須賀に行けばいいの?」
翔太 「ああ、自衛隊が居る中で、更に特務として横須賀配属となった。……既にメンバーも集められているらしい」
翔太 「何でも、中には能力者も居るそうだ。……最近覚醒したって連中がね」
恋 「それって、パワーシードの影響で……」
翔太 「その辺りは、俺にも良く分からないな……。直接話が聞ければ良いんだけどね」
そうして、私は黒塗りの車で翔太さんに連れられ、横須賀の基地に到着すれば途端、>>266という出迎えをされてしまう。
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