過去ログ - むりやり小説ゲーム 四番館
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273:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/11/24(日) 00:10:09.87 ID:yW9Dere2o
 恋 「そんな暗い顔してないで。……折角ラブホに来たんだし、少し遊ぼ? はないちもんめとかして!」

翔太 「何故にはないちもんめ!? しかもラブホで!?」

翔太 (恋ちゃんらしいけど、ラブホに来てこれは割とないよなぁ……。知識はある割りに、子供というか)

翔太 (だけど、彼女はあの日、決断してから弱々しい態度を一切捨てた。……なり切ろうとして頑張っている)

 恋 「ほらほら、か〜ってうれしいはないっちもんめっ!」

翔太 (そんな彼女を、等身大で支えて上げられるのは……俺だけ……なんて、おこがましいか)

 恋 「って、翔太さんもぉ!!」

翔太 「あ、ああ、ごめんごめん。ま〜けてうれしい―― って、なんで脱ごうとしている!」

 恋 「……だって、はないちもんめって、そういうアソビだよ?」

翔太 「キミはどういうアソビを学んできたんだ全く……。と、とにかく、脱ぐのは禁止だ!!」

 恋 「私の裸じゃ、欲情しない? って、そうだよね、する訳ないよねー!」

翔太 「そうそう、キミはまだ子供だ。女子高生だ。そんな子が、男を連れ込んで裸になろうとしない」

 恋 「ラブホに連れ込んだのは、翔太さんですけど?」

翔太 「ぐぬぅ……。……ともあれ、もっと大事にしろ……!」

 恋 「うわ、どこぞのエロゲの主人公みたいな台詞ー! あははっ!」

翔太 (俺って、ヘタレだなぁ……しくしく)


 こうして、偶に貰える気晴らしの時間、翔太さんは出来るだけ付き添ってくれる形で、私を楽しませてくれた。
それが唯一の救いなのかもしれない。勿論、メンバーだって良い人もたくさんいる。中にはやはり、私を疎む人も居るけれど、
あの時のニコ生60億がやはり大きかったのかもしれない。私は、基地内でも評判となっていた。

 けど実際、私のやる事と言えば訓練、訓練、検査、時々実務。週一回で休めるかどうかって具合である。
そんな具合だからこそ、小夜達とも上手く連絡も取れず、大事な親友、仲間達とはちょっとずつ、距離が離れていっている。そんな気がした。


翔太 「……今だけ、電話してみれば?」

 恋 「でも、外部との連絡は……取っちゃいけないって」

翔太 「このラブホの電話、内線だけじゃないみたいだ。外にも繋がるよ。……大丈夫、黙っているから」

 恋 「ありがと、翔太さん!!」

翔太 (……この笑顔に弱いんだよなぁ、はぁ……)


 そうして、私が久々に小夜に連絡を取ろうとダイヤルを回し、彼女に私の名を告げた時だった。

 小夜に、>>274と言われたのだ。


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