過去ログ - むりやり小説ゲーム 四番館
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331:佐々原海 ◆S1TzStjJG6
2013/11/30(土) 19:29:52.78 ID:9gFLr9AHo
■Scene3

国家権力「キミがどんどろ坂の茂兵衛君君だね。わたしはこういう者だが……キミに単位制生殖の疑いがある。話を聞かせてくれるよね?」

どんどろ坂の茂兵衛「はあ? 単位制生殖? わけのわからないこと言わないで下さい。これからバイトの面接なんです。時間厳守なんで……」
国家権力「おっと、まだこちらの話は終わってない。あと残念ながらキミのバイト先はもう店員割れしているよ」

 先を急ごうとする俺の腕を青制服の男が力強く掴む。その扱いはまるで犯罪者を捕らえているかのような、そんな力の入れ方だった。

どんどろ坂の茂兵衛「いってぇな! 離せよ! だいたい、俺がどんなことをするって?」
国家権力「お前が生殖行為もせずに、一人で増えていくことのできる新人類である疑いがかけられている、ということだ!」
どんどろ坂の茂兵衛「……掲示板の偉いせんせーの言葉によると、単為生殖っていうらしいぞ?」
国家権力「なんだとっ! 貴様、国家権力者である俺様を侮辱するのかっ!? ならば、侮辱罪として、しょっぴくぞ! 逮捕するぞ! 逮捕しちゃうぞ!」

 理不尽だ。これ以上になく理不尽だ。
 目の前の国家権力様は、青筋を立てて、今にも俺を逮捕しようと近づいてきやがる。
 これは任意同行と称して、延々と自白に向かわせるパターンだな。

どんどろ坂の茂兵衛「……はぁ……不幸だ」

 これではバイトの面接に行くこともできない上に、無意味な時間を過ごさなくてはならない。
 どうしたものかと悩んでいると、突然、街中に絹を引き裂いたような声が響き渡った。

国家権力「事件かっ!?」

 目の前の国家権力は素早く銃を引き抜くと、あたりを見渡し始めた。
 右、左……見渡しても変化はない。
 
 しかし、気配だけは近づいてくる。自分の足元に影が降り注いできたかと思うと、それは急激に大きくなるのに気付いた。

 上を見ると女の子がえびぞり空中回転をしながら、振ってくるのが見えた。

 俺は女の子が急に降ってきたので、>>332


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