過去ログ - むりやり小説ゲーム 四番館
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349:佐々原海 ◆S1TzStjJG6
2013/11/30(土) 20:43:19.48 ID:9gFLr9AHo
■Scene9
姦子「貴方の不幸ポイントが溜まり過ぎているって話は本当。だからね、これ以上不幸ポイントがたまると利子だけで不幸に困らなくなるくらいにまでなってるの。
   そこでね、貴方に不幸ポイントを消費してほしくてお願いにきたの」
茂兵衛「俺は好きで不幸になってるんじゃねぇよ!」

 利子だけで不幸に困らないってイヤだっていうか、利子つけるなよっ! やめてくれよ! そういう余計なサービス!

茂兵衛「まあ、いい、それで不幸ポイントを消耗するとどうなるんだ」
姦子「幸福な王子みたいに、になるの?」
茂兵衛「に、が重なったっ!? というか、なんで目が泳いでるんだよお前! ってか幸運な王子ってなんだよ」
姦子「あれ? あなた男のなのにプリキュア見てないの? 最新のヤツ」
茂兵衛「みねぇよ! あれ女児向けのアニメだろっ!? ってか、なんでお前は不幸の女神なのに見てるんだよっ!? そんなことどうでもいい! どんな王子なんだよ!?」
姦子「幸運な王子ってのは、他人に幸運を与えて、自分はズタボロになるの」
茂兵衛「ですよねーーーっ!」

 分かってた。分かってたよ。だって俺は不幸の星に生まれたような男だもの。

姦子「でも私が来たからにはもう安心! 貴方の不幸ポイントがぐーーーーんと減って……? ……なん……だと!?」
茂兵衛「おい、俺の不幸ポイントがなんだって?」
姦子「おかしいスカウターの故障かな?」
茂兵衛「お前何もつけてないだろっ!?」
姦子「とにかく、これ以上貴方の不幸ポイントが増えないように、私がなんとかしに来ました! よろしくお願いします!」
茂兵衛「い、いやだーーーーっ! 絶対に断るーーーっ!」

 ある日、突然女の子が空から降ってきた。
 しかし、やはり……世界は俺に冷たいようだった。〜続く〜


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