過去ログ - むりやり小説ゲーム 四番館
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357:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/11/30(土) 21:07:22.21 ID:X+0Pd3Jio
〜〜〜 芸夢製作部活動日誌 二年生編 第九話


 それは、紛れも無く人である。存在感をギリギリまで消し、隙を伺っていたのだろうか。
或いは、去ろうとして偶然私達を見かけ、襲い掛かってきたのだろうか。
どちらにしても、それは危険分子の一因に過ぎない。下手をすれば、殺される。


小夜 「……どうする、一美」

一美 「どうするって、向こうさん、やる気まんまんじゃん。それに……」

小夜 「逃げるのも、一苦労しそうね」

一美 「なんか、殺意の塊に囲まれちゃってるし、ねぇ……」


 内心、不安はやはりあった。周囲を逃さないように覆うその殺意は、刃のような形状をしており、
この窮地をどう潜り抜けようかと思案するも、策が正直浮かんでこない。
本来ならば逃れるが勝ちなのだろうこの状況を、どう覆そうと思考を巡らせていた。


永久 「おいおい、どうしたどうしたぁ!? この状況に足が竦んじまったかぁっ!?」

小夜 「……そう言っていられるのも今のうちよ」

永久 「随分余裕振ってるようだがなぁ……、お前等、状況分かってねぇだろぉ!?」

一美 「……小夜、冗談抜きでどうするつもり……!?」

小夜 「私が先頭に立って一点突破するわ。一美は防御出来る瓦礫でもコピーして、盾になるよう能力を展開して」

一美 「かなり無茶じゃん! ……本気?」

小夜 「他に手があるとでも?」

一美 「……しょうがない、か……」

永久 「この期に及んでナイショ話とは、随分ナメられたもんじゃねぇか。……まぁいい」

永久 「……少しは、面白くしてくれよッ!!」


 その男が指先で合図するよう振り下ろす。それだけで、浮翌遊していた殺意の大群が押し寄せるように迫ってくる。
あまりにも瞬間的であり、私達もそれから逃れるように動き出す。しかし、一美が展開するコピー能力にも限界が有り……。

 しかしその時、殺意の塊が一瞬で消え去る事態が起き、何事かと周囲を見れば、>>359


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