過去ログ - むりやり小説ゲーム 四番館
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361:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[世紀末こわひ]
2013/11/30(土) 21:18:10.15 ID:X+0Pd3Jio
 しかしその時、殺意の塊が一瞬で消え去る事態が起き、何事かと周囲を見れば、バスケットボールが大流行していた。
何故バスケットボールが浮翌遊しているのか。それらが殺意の塊と相殺しあっているのか。
それらは無限に生まれて、無限に生まれる殺意をかき消してくれている。その隙は一瞬しか無かった。


永久 「な、なんだっ!? 何でバスケットボールが途端出てくんだよっ!!」

小夜 「知らないわよ、そんなの! ともあれ――」

小夜 「お陰様で、あなたはもう私の範囲内よ。触れるだけであなたを分解してしまうわ」

永久 「おいおい冗談言うなよ? この程度でこの俺が敗れるとでも?」

一美 「小夜、足元!!」

小夜 「っ!? こいつ、こんな事まで!!」


 一美の声が無ければ、足元が殺意で歪み、腐っていくその場に飲込まれていたかもしれないと背筋を凍らせてしまう。
お陰でまた数歩程距離が遠退き、その男は笑みを浮かべて再び周囲に殺意を生み出していく。

 しかし、それを防いでくれていたバスケットボールもまた、無限に増殖するよう、この場に浮翌遊するよう漂い――。


?? 「行けっ、バスケットファンネルッ!!」

?? 「そ、それ、ちょっぴり版権入っててマズイわよっ!?」

?? 「それより、何で何で私がバスケットボールを生み出さないといけないのぉ!?」


 大量に漂っていたボール群が、突然その男に向かって襲い掛かる。
それらを至近距離で殺意により防いでいたその男も、次第に劣勢となり、そして――。


永久 「くぅっ、捌ききれねぇっ―― ぐぁっっ!!」

?? 「やった! 一つヒットしたよっ!!」

?? 「もう数発は必要でしょ、ほら、もっと!!」

?? 「えー、これ以上意識を高めるの辛いんだよー」

小夜 「……何だか聞きなれた声がするのだけど」

一美 「……なんで、この場に居るのかな、あの三人」

小夜 「というか、もう一人知らない男も居るわ」

一美 「それより、あの人……どうしよう?」


 私達を襲ってきたその男は、その場でぐったりとした様子で横たわっている。まさかバスケットボールの直撃で死にはしないと思うけれど、
彼から話も聞きたいと思った私は、その男に>>362


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