過去ログ - むりやり小説ゲーム 四番館
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389:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/11/30(土) 23:02:24.78 ID:X+0Pd3Jio
 その言葉に、施設内にある一室に、厳重に且つ隔離されるようにホルマリン漬けとなった魔女を思い出し、ゾッとしてしまう。
彼女は仮死状態にあるらしいのだが、何でもそれは、とある組織から拾ってきた存在だとも言われているらしく。


天馬 「どちらにしても、あんな幼いガキをホルマリン漬けとは、行き過ぎだとは思わないか?」

姫菜 「……そんな話を、どうして私達に?」

天馬 「いやなぁ、基本部外者には漏らしちゃいけない機密事項ってさぁ、漏らしたくなるじゃん?」

天馬 「……つうかさ、色々とオカシイんだよ、この世界」

乃亜 「具体的にはー?」

天馬 「俺もなぁ、能力なんて欲しくは無かった。つうか、能力を得てまだ一月とちょっとなんだ」

天馬 「けどよ、下手すれば俺もホルマリン漬けになっていたのかと思うとなぁ、堪らなくなってよぉ」

姫菜 「まぁ、それは……分かりますけれど」

天馬 「国も、人間も、天候もおかしくなっちまった。……夏なのに、雪が降るんだぜ?」

乃亜 「……でも」

乃亜 「でも、乃亜達は抗って生きてるつもりだよ。こんな事に負けたりしない」

姫菜 「だから私達も、勝手ではありますが、独自に部活として行動しているんです」

姫菜 「……少しでも、世界が元に戻るのならって」

天馬 「そうして、クリーチャーモドキとなった人間を狩っているのか」

天馬 「……やれやれだな。ほんと」

乃亜 「それよりー……宿舎に着いたんだけど、ダンボール下ろしていいよねー!?」

天馬 「ダメだ! 庭まで丁重に運ぶんだ! 中には特産の地鶏の卵がたくさん入ってるんだからな!!」

姫菜 (BBQで卵って、この人一体何をするつもりなんだろう……)


 ―― とある廃墟

 そこは寂れた空間。しかし、最低限のモノさえあれば、生きていける環境に落ち着いている。
質素ながらも、隠れ家とするならば丁度良い具合。くたびれたベッドで、今日も静かに目を覚ます。


 晶 「……起きた?」

 心 「……起きた」

 晶 「おはようのチュー、要る?」


 心 「……今日は、>>390がいいかな」


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